わんちゃんが吠えている時にどうしたらいいかわからず、焦ってしまったことはありませんか?
吠えてしまったら、そんな時には何から始めればいいかを、ドッグトレーナーの先生に質問してみました!
質問に答えてもらえるのは、前回に引き続き、ドッグトレーナー・ペットビジネス学科でしつけを中心に授業を担当している、ドッグトレーナーの岡田先生にお話を伺いました。
-今回は、わんちゃんが吠えてしまうときにどうすればいいかを教えてもらいたいと思います。
どのように取り組んでいくのがいいのでしょうか?
岡田先生:
吠えるのをやめさせるというのは、意外と難しいんです。
一番最初にするのは、何が原因で吠えているかを探ることです。怖くて興奮しているのか、遊んでほしくて興奮しているのか?怖がっているのなら、それに慣らしてあげることです。
-わんちゃんを見てわかりますか?
岡田先生:
怖がっている場合、姿勢が引き気味になり、室内など気が強めだと前のめりになったりします。その子の性格にもよりますね。
他にも警戒している時は耳がピンとたつ、耳が横を向くときは喜んでいるなど、カーミングシグナル(ジェスチャー)から判断することができます。それによって対処が変わってきます。しっかりわんちゃんの様子を日頃から観察してください。
-具体的にはどのようにすればいいのですか?
岡田先生:
来客に怖がっているのであれば、状況にもよりますが、おやつを使って気をそらしてみます。人が来たら、おやつをくれると教えてあげる。それが分かれば吠えなくなったりします。
また外出した時には、お座りを教えてあげておいて、興奮したときは、お座りをしてじっとしたらおやつをあげる。
まずは別の行動に変えてあげて落ち着かせることが大事です。
行動が落ち着くと、気持ちも落ち着きます。
-ちなみに、吠えたときにしてはいけないことはなんですか?
岡田先生:
実は怒るというのはとても難しいんです。
怒っただけだと、なぜ怒られたかわからないままになります。怒ったら必ずフォローしてください。
何が正しいかを分からせることが大事です。
してほしいことを、わんちゃんがしたときに褒めてあげます。
そして意外と大事なのが、吠えていない時間そのものを褒めてあげてください。
静かにしてくれている時間も大切にしてください。
-今までは、できたら褒めるものだと思っていました。
岡田先生:
完璧を求めすぎて、吠えるのをやめてから、おやつをあげてしまうと思いますが、わんちゃんも様子を見ながら学んでいきます。
できたところまででいいので褒めてあげてください。
もちろん、根気のいる作業になりますが、わんちゃんができる楽しみ、飼い主自身が成長できる喜びがあります。
それを楽しんでいきましょう。
-今回は、わんちゃんが吠えたときの対応につい質問しました。わんちゃんはもちろん、周りの家族・地域の方々と共生するために、マナーもしっかり理解しましょう♪
※こちらの記事は、「リビングまつやま8月20日号」の記事をもとに再編集したものです。
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